umechaの卓球研究室

卓球大好きなumechaです カットマンを中心に異質ラバーなど、卓球に関する記事を発信します

スポンサーリンク
MENU

【卓球技術】カットマンがカットをする理由

本ブログの御訪問ありがとうございます

こんにちは カットマンのumechaです。
今回の記事は 以下です。

 

【卓球技術】カットマンがカットをする理由

 

⇩本記事は以下の方にオススメです⇩

f:id:umecha5555:20210606122619p:plain

卓球初心者

卓球のカットマンって
カットばかりしているけど
何のためにカットしてるの?

 

 

結論(考察)

f:id:umecha5555:20220316184051p:plain


私の考えですが、
相手攻撃マンに容易にスピードドライブを、始めとする強打を
させない防御のためです。

 

攻撃マンにとって、下回転に対するスピードドライブでの返球は、以下です

  • スピードドライブのチャンスが、限られている
  • 仮にスピードドライブが決められても高負担

 

確かに 下回転は、
返球手段が限定されていて、カット打ちを前提にしないとネットミスをします。
また そのカット打ちも、熟練度がないと、ネットミスしやすいです。
しかし、それは 防御としてのカットの結果論にすぎません。

 

 

なぜ下回転が防御なのか?

攻撃マンに上回転を返球すると・・・?

では まず攻撃マンに、上回転で返球した場合を考えましょう。

右図を見るとわかりますが
相手ラケットに当たった時の
上回転の方向が
ボールの上昇方向です

f:id:umecha5555:20220316202425p:plain

上回転(通常のフォア打ち バック打ちも含む)が来た場合、
ラケットに当てるだけでも、返球できます

それは 上回転が、相手のラケットに当たった場合に、
上に行く性質があるからです。

 

この性質を利用すると
ラケット角度をきびしくすれば、
鋭角にボールを返球できます。

f:id:umecha5555:20220316202746p:plain

 

上記の状態で
さらに自分からパワーを出して、
ラケットを振れば
さらに威力が増します。

f:id:umecha5555:20220316203505p:plain

つまり、こちらが、上回転で返球した場合、
相手攻撃マンは、こちらが掛けた上回転を利用することにより、
自らの負担を少なくして 鋭いスピードドライブが放てます。

 

 

下回転をスピードドライブする負担1

下回転の性質を考えてみましょう。
下回転ボールは、ラケットに当てるだけだと下に落ちて、
ネットミスしてしまいます。 

 

つまり、相手攻撃マンは スピードドライブを放とうと思ったら、
最低限 カットボールを持ち上げるパワーを、ボールに与えなくてはいけません。

 

実は、スピードドライブは、その次の話で
その上で、スピードドライブの強い上回転とスピードを、加えるのです。

つまり 攻撃マンにとって、下回転をスピードドライブするのは
以下の2つのパワーが必要なので、高負担なのです

  • 最低限 下回転を持ち上げるパワー
  • スピードドライブのパワー

 

 

下回転をスピードドライブする負担2

下回転をスピードドライブする負担そのものは、解説しました。

しかし、攻撃マンに対する負担は、まだあります。

 

それはフォアへ回り込むための 負担です。

スピードドライブ以前の話しで、
カット打ち自体をフォアで打たなければいけません。

f:id:umecha5555:20220316211129p:plain

 

 

理由は、フォア打ちのメリットとして、パワーを出しやすいからです。

(デメリットは、ラケットを振る動作が大きくなりやく、スキが大きくなりがち)

 

f:id:umecha5555:20210606122619p:plain

卓球初心者

何故 フォア打ちは
パワーが出しやすいの?

理由は、フォアとバックを比べた場合、
明らかにフォアのほうが、腕の稼働範囲が広いからです。

 

腕の稼働範囲が広いということは、
ラケットの稼働範囲も広いということになります。

 

つまり フォア打ちは、ラケットがボールにあたるまでの、
ラケットの加速時間を十分に、設けられスピードとパワーが生み出せます。

このフォア打ちで、引き出せるスピードとパワーは、
カット打ちの前提条件と言ってもいいでしょう。

 

 

カットマンが防御型である理由

攻撃マンから見た場合、以下にあると思っています。

  1. 攻撃マンは、バック側にカットボールを送られても フォア打ちで打てる位置にまで回りこまなくてはいけません。
  2. 攻撃マンは、パワーの出せる体勢を、いち早く作らなければいけません。
  3. 攻撃マンにとって、仮にスピードドライブを打てても、高負担となります

 

以上の理由から

特に初~中級者の攻撃マンの場合 
まず 回り込みが間に合わなくて、スピードドライブが打てず、
こちら(カットマン)がスピードドライブを受ける回数が減ります。

 

まとめ

  • カットマンのカットは防御のためのもの
  • 下回転は、スピードドライブなどの強打を決めにくい
  • 理由は 下に落ちるカットボールを持ち上げるため、全てパワーの出る
    フォア打ちで対応するために、回り込まなくてはいけない
  • そもそも、下に落ちるカットボールのスピードドライブは
    よりパワーが必要となる
  • 以上の理由から、スピードドライブなどの強打を容易にさせないためのもの

 

本ブログの文章や画像の無断転用を禁止します