本記事の御訪問ありがとうございます。
こんにちは カットマンのumechaです
今回の記事は 以下です。
【初心者必須技術】
早めにフォアスマッシュを習得しよう
⇩本記事は以下の方におススメです⇩
フォア打てる
ようになったし
次はバックか?
⇩本記事を読むと以下が わかります⇩
次はフォアスマッシュ
の習得を強くおススメ
します。
フォアスマッシュの重要性
フォアをある程度打てるようになったら
フォアスマッシュの習得を強くおススメします。
バックハンドやサーブではありません。
フォアスマッシュです。
なぜなら初心者のあなたは
高いボールの処理の難易度が高いはずです。
スマッシュは攻撃的な技術ですが
同時に高いボールを安定的に打てる技術です。
スマッシュさえ身に着ければ
- 低いボール
- 高いボール
全てに対応できるようになります。
スマッシュの打ち方は以下の記事を御参照願います。
まずは
何故高いボールを打つのが難しいのでしょうか?
次項で解説します。
高いボールはスマッシュでなくては難しい
高いボール 例えば
- 相手のミスによるもの
- 意図的に高く打ち上げられたロビング
などありますが、
これらのボールの処理の最適解はスマッシュです。
高く浮いたボールに対して
下に落ちてくるのを待って
通常のフォア打ちをするほうが、
難しいです。
理由を解説します。
高く打ちあがったボールは、以下のような放物線を描きます。
高くうち上がった玉は減速しつつ頂点へと向かいます。
頂点付近で一瞬止まった後 落下するのですが
この時、落下時に重力加速によって
加速しながら落下していきます。
台付近まで待ってしまうと、重力加速度により、
かなりの落下速度まで到達してしまい、狙いを、
定めるのが困難になってしまいます。
ここで 計算により
高く打ち上がった
ボールを台付近まで
落ちてくるのを
待って打とうとした
場合、ボールが
どの程度の落下速度に
なっているかを
検証してみましょう。
簡単な計算での検証のため、条件は以下とします
- 実際には放物線運動だが
高く打ち上げられたボールのため
自由落下運動と近似とする - ボールの大きさが、小さいため
空気抵抗は十分無視できるものとする
台付近の速度v
重力加速度=9.8m/sec²
自由落下により台付近に到達する時間 t (sec)
すると、次式が成り立ちます。
V=9.8t・・・式1
高さKは 上記式の積分となるので、次式となります。
K=(1/2)× 9.8t²・・・式2
ここで高さK=1mですのでt=0.3secとなります。
従って速度は、式1より、3m/secとなります。
1m高く打ち上げた玉でさえ、
フォア打ちができる高さまで待って打とう
と思ったら、
その時には落下速度が3m/secという
スピードに達しているのです。
しかも そのボールの加速運動は
こちらに向かってくる速度ではなく、
縦に落下する速度なので、
タイミングを予測するのが非常に苦労します。
そこでフォアスマッシュが必要
ところでフォアスマッシュですが
以下のように腕を高く伸ばし
頂点付近のボールを 指向性のパワー
で打ちおろす技術です。
ボールの頂点付近ということは
ボールは頂点で一瞬止まるので、
落下加速前の止まっているボールを狙うことが
可能です。
つまり、ボールの高さが台から、1m程度
であれば、腕を高く伸ばし高いボールを狙って、
叩きつけるスマッシュのほうが、
ボールの狙いが容易だということです。
バック側にきた高いボールは?
バック側にきた高いボールについてですが
回り込みで対応しましょう。
バックスマッシュの習得の優先度は
かなり低いです。
バックスマッシュという言葉があります。
ですが、バックスマッシュは
胸くらいの高さまでしか対応できません。
やってみるとわかりますが
バックハンドの態勢でラケットを持つ腕を
上方向に高く振り上げることは困難です。
従って、いくらバック側にきた高いボールでも
胸以上の高いボールはバックスマッシュでは無理です。
では、バック側に回ってきた高いボールはどうするのか?
回り込みましょう。
幸い高いボールが来た場合
回り込む時間は十分にあります。
スマッシュの習得手順
前置き:スマッシュで真に難しいこと
実はフォアスマッシュは1コースの単体練習であれば
それほど難しい技術ではありません。
運動神経のいい方であれば
1コース単体練習であれば案外すんなり
できるんですよ。
なぜなら、フォアスマッシュの1コース練習は
- コースも限定されている
- それは必ず浮くボールである
と言う理由からです。
フォアスマッシュの真の難しさは
いち早くそれが浮く
チャンスボールであるか?を見抜く
ことです。
それも、相手からのボールがこちらのコートで
バウンドして浮いてから
あ これは
チャンスボールだ
と判断しても遅いんです。
相手が返球した瞬間ボールを見て
あ これは浮くな
と判断しなくては間に合わず そこから
- 回り込み
- バックスウィング
上記を同時に行いバウンドする頃には
ほぼほぼ
後は打つだけ
という体制を整えていなくてはなりません。
実はスマッシュはここが難しいんですよ。
ここを身に着けることをゴール
とします。
最初に・・
まずはスマッシュの単体技術の習得ですが
相手にフォア側に高いボールを出してもらいましょう。
ここではフォアスマッシュ単体の技術習得です。
フォアスマッシュのやり方は先述の記事を
御参照願います。
フォアスマッシュの技術自体は、
- スマッシュを重要視している環境
- 質の高い指導者
であれば、技術自体は簡単です。
指導者の質によっては案外1日で習得してしまう
かもしれません。
その次に・・・
左右ランダムに高いボールを出してもらいます。
ここでは、スマッシュ単体の技術よりも
相手のボールは必ず浮いてくる
という事がわかっているのですから
バックスウィングをしつつ
左右に移動する練習がです。
最終的に・・
フリー練習の中でスマッシュを練習します。
ここでは、
スマッシュできるボールを
相手のラケットからボールから
離れた時点で見抜く練習です。
それと同時に今までのおさらいも兼ねます。
つまり、
- 浮くボールの判断
- バックスウィング+回り込み
- 後は打つだけの態勢の構築
までを網羅します。
最後に
スマッシュは極めて攻撃的な技術です。
それゆえ 威圧などと勘違いする
自称講師が非常に多いです。
スマッシュは
打たないほうがいい
フリー練習でも
ラリーを
続けたほうがいい
ですが、本記事でも述べた通り
スマッシュは威圧的で攻撃的なだけではなく
高いボールを処理する最適解
でもあるのです。
スマッシュを習得してこそ
相手の様々なボール
高いボール~低いボールまでスキがなく
対応が可能となるのです。
自称講師のいう事は流しておいて
スマッシュの習得は重要だということを
頭に入れておいてください