umechaの卓球研究室

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【卓球技術】手打ちでOK 体を使うことを意識してはいけない

本ブログの御訪問ありがとうございます

こんにちは カットマンのumechaです。
今回の記事は 以下です。

【卓球技術】手打ちでOK 
体を使うことを意識してはいけない

  

⇩本記事は以下の方におススメです⇩

卓球始めました

卓球は、腕じゃない
体を使えって言われたよ

 

⇩本記事を読むと以下が わかります⇩

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管理人umecha

いいえ
腕がメインで、体はサポートです
今回の記事は、卓球初心者の方向けです
腕がメインである理由と
体も使える方法を解説します。

 

 

結論

腕の動きの重要性概要

卓球において、よく指導者の方が、
『体を使え』とよく言います。

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しかし 
『体を使う』というのを 極端にはき違えて
『体を使う=腕を使うな』と考える指導者は少なくありません。

断言しますが『体を使う』は、
それ自体が目的ではなく、手段に過ぎません。

手段である以上

  • 体を使う必要がある時に体を使います。
  • 体を使う必要ない時は、体を使う必要はありません。

そして、裏ソフトについて言及すると

裏ソフトの性能を引き出すには
腕の動きが最も重要です。

まずは腕の動きありきで、
その上で、
体を使う必要がある場合のみに、体を使うのです。

 

普通に考えてそうでしょう。

 

腕を使ったほうが 

  • どう考えてもラケットの振りの稼働範囲が大きく
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  • 肩と肘という、御丁寧に筋肉までついている
    稼働関節が2つもあります。
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従って 使わないほうがおかしいです。

 

正しい体の使い方概要

そして、体を使う場合も
体を使うことを意識してはいけません。
後述しますが、体を使うと言っても手打ちの延長線上です。

 

体を使うことを意識して『体を使う』と

  • 振り遅れる
  • 大した威力が出ない
  • フォームが不自然でかっこ悪い

という3重苦に見舞われます。

 

 

まずは、裏ソフトの性能を活かす腕の動きが重要だ

手打ちが基本

裏ソフトは性能をフルに生かせば
少ない力で飛距離やスピードがでます。

裏ソフトの性能をフルに生かすには
ボールとラバーの接触時間を長くする必要があります。

ボールとラバーの接触時間を長くするには
腕の可動範囲が大きくなくてはならず、
腕をうまく使うことが大前提となります。

裏ソフトの性能をフルに生かす
腕の使い方は以下の記事を御参照ください。


台に近い場合は

裏ソフトの性能を引き出すには
腕の運用が不可欠ですが

これができると、台に近い場合
もともと飛距離が必要ではないので
手打ちで十分なパワーが出せることに
気づきます。


そして重要なことですが、
台の近くでプレーする場合
卓球自体が高速化していく傾向にあるので

手打ちにすることで、
コンパクトに打てて、高速卓球に対応しやすい
という大きなメリットがあります。

 

台から離れた場合は

今度は飛距離が必要になるので、
『体を使う』ことになります。

そして、手打ちのフォームからバックスウィングを
大きくとれば、腰が勝手に回り、脚も回ります。

 

つまり、体を使うコツは、以下です。

  • 手打ちが基本
  • 手打ちの延長線上


詳しい体の使い方に関しては、以下を御参照ください。

 

体の構造は、人それぞれ違うので、
当然フォームも人により違ってきます。
それを個性と言います。

 

 

そもそも論として、完全な手打ちは存在しない

手打ちどうかに
拘るのではなく・・

ある程度、卓球に慣れると、
体全体の緊張がほぐれてきます。

すると 変に意識しなくても
状況に応じて、自然と体が必要分動いて
腕の動きをサポートしてくれます。

 

やってみると、わかりますが、
完全な手打ちのほうが難易度が高く難しいです。

何故なら 
意識して肩や腕にガチガチに 力を入れなくては
いけないからです。
つまり、完全な手打ちなど、実は存在しません。


あるとしたら、卓球を始めたばかりで
慣れていない初心者の方が、
肩や腕を中心とした全身を緊張させて、
腕に力を込めて打つ時だけです。

 

脱力するためには?

たくさん練習することです。
慣れてくると、
緊張が解けて自然と脱力してきます。


たくさん練習して、いち早く 
脱力ができるようになるためには
卓球を楽しむことです。

最初は、簡単なボールのラリーだけでも
楽しいですよね?

そして、卓球を楽しむためには
よい指導者、講師に巡り合うことです。


体の動きを、自分の価値観や思い込みで強制することは
相手を支配しようとすることと同じです。
そのような指導者、講師からは離れましょう。

 

 

極端な2つの事例

私の通っている 卓球の自主講座の高齢者の話をします。

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この方は、『体を使う=腕を使うな』
と考え、他人にその考えを強制する
自称講師Sさん

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この方は、
自らの卓球を手打ちを自称し、
『回りの人からも、手打ちと言われる』
と公言して憚らないKさん。

 

さて カットマンの私として、このSさんと Kさんの 
どちらのドライブが強いドライブ 深いボール 威力のある
ボールと感じたのでしょう?

 

答えは 手打ちを自称するBさんです。

このBさんのドライブは、
玉が強い弧線でうねって 深く入ってくる
典型的な強いループドライブです。

 

しかし、体を使っているはずの
自称講師Sさんのドライブは、

  • ほぼほぼ回転が掛かっていない
  • 玉も浅い
  • ドライブの威力も弱い

という、なんとも残念なドライブで
カットに対するネットミスも多いです。

どうして、こんなことになったのでしょうか?

次章で解説します

 

 

体しか使わない自称講師Sさんのドライブ

まず このSさんのフォア打ちの特徴は 
腕の動作を否定していることから、
主に以下となります。

  • 肘を固定してしまう
  • 肩の動きまで固定
  • ボールの頂点を狙い、後ろから前にボールを押し出す

つまり、腕の動作の否定をするあまり、
ボールの擦り上げ動作まで否定してしまうので、

ボールの頂点を狙い
後から前へボールを押し出す動作しかできないのです。

 

以下のように、頭までフラフラした動きとなる
メトローム打法です。

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このメトロノーム打法の問題点は

  • ボールに面直にあたるので、上回転が掛からない
  • 上回転が掛からないから、直線弾道
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さらに、腕の可動範囲が狭いことから、
ボールとラバーの接触時間短くなり・・・

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  • 玉も浅く、スピードも威力がない

 

 

自称手打ちのKさんのドライブ

この方の戦型ですが
中陣ドライブ型で、
ループドライブ主戦です。

 

しかも、腕がメインなので
ボールの擦り上げをしっかり行います。
台から離れて、ボールが落ちている状態を狙います。

 

非常に強い上回転で、ボールがうねってきます。
ボールが深く入り、強い上回転なのでバウンドしてから、
低くなり、スピードアップします。

 

それはそうでしょう。
腕の動きを肯定しているので、
肩関節の回転肘関節の回転となり、
強力な上回転を掛けることができます。

 

また、一つだけ言っておきますが、
Kさんは手打ちを自称していますが、
卓球始めたての素人ではないので、体も動いています。

体がメインか 
腕がメインか 
その比率の問題です。

 

 

どうしてこのようなことになるのか

重要なことを言います。
『体を使うこと』 それ自体は、実は
手段であって目的ではありません。


では、目的は?

  • 強い上回転を掛けること 
  • ボールを深く送ること 
  • スピードのあるボールを打つこと

などですよね?

スポーツにおいては、結果しか残りません。
どんなに過程がよくても、結果のみが問われます。

 

『体を使う=腕を使うな』と考える人は、
体を使うことが目的になってしまっているのです。

どんなにフォームがおかしくても
強いドライブ、深いボール、威力のあるボールを出せれば
それが その人にとっての正解なのです。

 

 

まとめ

  • 『体を使え=腕を使うな』は完全な間違い
  • 上記のことを言う指導者は 
    体を使うことが目的になっている
  • 正解は、脱力して腕をメインに打つこと
  • そもそも裏ソフトの性質をフルに活かすには、
    腕をうまく使う必要がある
  • その上で状況に応じた打ち方をすること
  • 体を使う必要がある場合というのは、
    例えば台から離れた場合など
  • 体を使うにしても、手打ちの延長線上となる
  • 逆に言えば、台に違い場合は体を使う必要がない
  • 体の動きを変に意識した卓球は
    見ていても不自然な割に、振り遅れや
    威力不足となる

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