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こんにちは カットマンのumechaです。
今回の記事は 以下です。
卓球において上回転を掛けると、
ボールが落ちる理由(マグヌス効果)
とその応用
⇩本記事は以下の方におススメです⇩
上回転をかけると
ボールが落ちる原理が
知りたい
⇩本記事を読むと以下が わかります⇩
本記事は、
卓球初心者の方に向けた記事です
マグヌス効果を知ることにより、
ドライブの重要性を理解しましょう。
本記事で言いたいこと
強力な上回転は、下に落ちる性質があります。
つまり、強いドライブ(上回転)とは
低いボールを高速弧線弾道
つまり、ネットを飛び越えた後 下に落ちるという弾道で
相手コートに送るための技術です。
⇩詳しくは、以下の記事を御参照ください。⇩
今回は、強いドライブが なぜ下に落ちる性質があるのか?
を解説します。
上回転が下に落ちる性質はマグヌス効果を利用しています。
なぜ上回転は下に落ちる?
上記のように上回転が掛かったボールが
矢印の方向に進行しています。
この時に空気抵抗は以下空気抵抗を加えると
空気抵抗は進行方向を妨げる方向ですので
以下となります。
では、ボールの下の気流の流れを見てみましょう。
以下となります。
ボールの下側では、ボールの回転方向と
空気抵抗による気流の方向が同じために
スムーズに気流が捌けてきます。
次に ボールの上側の気流を見てみましょう。
ボールの上側では、ボールの回転方向と
空気抵抗による気流の方向が違います。
空気抵抗による気流と回転による巻き上げ気流が
ぶつかっている感じとなります。
ここで
- ボールの下側は気流が捌ける
- ボールの上側は気流が捌けない
という違いが出てきています。
この違いにより、以下の状態となります。
この空気の密度の違い
(=圧力差)により
ボールが下方向に落ちる力が働くのです。
これをマグヌス効果と言います。
卓球のドライブにおけるマグヌス効果の応用
現代の卓球では、用具や攻撃技術とともに
進化をしていますので、
- 前陣は攻撃
- 後陣は防御
上記のような
杓子定規な卓球では成り立たないのです。
つまり、相手のスピードドライブが熾烈すぎて
前陣にいると、ほぼほぼ返球できません。
それは以下の2つの点においてです。
- 動体視力的
前陣ではボールのスピードが見切れない
- ボールの威力的
スピードドライブによるボールの威力が強すぎて
ボールを当てるとオーバーミスがしやすい
つまり現代の卓球では、
- 相手のスピードドライブを警戒して後ろに下がる
- 後ろに下がっても反撃できる攻撃力が必要
という攻防一体の運用が必要になってきます。
これはつまり
相手のボールの速さに対応ができ
威力が弱まる位置まで下がります。
すると、必然的に低いボールを
打球しなくてはなりません。
低いボールの打球では 以下のプロセスが必要となります。
- 低い位置からネットを飛び越える
- ネットを飛び越えた後落ちる
上記の弧線運動をボールのスピードを高速で
維持したまま行います。
この時に
強い上回転によるマグヌス効果が必要に
なってくるのです。
まとめ
- 強い上回転の掛かったボールは弧線弾道を描く
- 強い上回転を掛ける過程で少し浮上するが
- 空気抵抗による流体力学的作用(マグヌス効果)により下に落ちる
- 現代の卓球は用具、技術ともに向上しているので
- 前陣で攻撃 後陣で防御というわけにはいかない
- 相手のスピードドライブが熾烈なために後ろにいなくてはいけない
- 後ろに下がっても強烈な攻撃をするために
- マグヌス効果を応用したスピードドライブが必要
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