umechaの卓球研究室

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【卓球指導日記】ループドライブ主戦の中学生にナックルドライブを教えた

本ブログの御訪問ありがとうございます。

こんにちは カットマンのumechaです。
今回の記事は 以下に関する記事です。

 

【卓球指導日記】
ループドライブ主戦の中学生に
ナックルドライブを教えた

 

本記事は管理人の日記です。

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管理人umecha

ループドライブ
主戦の場合
バック粒高のカットマン
に対しては
ナックルドライブも
必要になります。

 

 

 

本日のいきさつ

今日は中学生のA君と卓球しました。

彼はループドライブ主戦型で
大会でも上位に入るレベルとのことです。

しかし、にも関らずカット打ちは苦手のようで
私のカットを返せないようでした。

 

原因はもちろんカット打ちに慣れていない
というのもあるんでしょうが
根本的な問題があります。

それは以下です。

  • 戦型というものの認識
  • 技術の引き出しの少なさ

 

 

戦型というものの認識

先ほど彼は大会でも上位に食い込む実力
とのことでした。

しかし、戦型というのは相性です。
どの戦型に対しても常に絶対的に
強い戦型
というのはありません。

相性の良し悪しがあります。

 

おそらく今までの彼は、自身と同じ攻撃マンを
相手にその強いループドライブで勝利を
掴んできたのでしょう。

しかし、それは相手が攻撃マンだからであって

バック粒高のカットマンに
ループドライブ主戦で挑む

と言うこと自体が厳しいものがあります。

何度も言いますが相性の問題です。

 

 

バック粒高カットマンとループドライブ

バック粒高から見た
ループドライブ

粒高の性能は、本ブログでも何度も取り上げていますが、
相手の回転をそのまま返します。

なのでドライブであれば、カットになって返します。

 

ところでループドライブは上回転は強いのですが
スピードがありません。

バック粒高のカットマンにとっては
非常に取りやすいです。

これがスピードドライブであれば
オーバーミスを覚悟しなくてはいけませんが、

バック粒高カットマンから見たループドライブは、
以下となります。

  • スピードがない分オーバーミスもしにくい
  • 強い上回転でもあまり影響をうけない
  • 強い上回転なので強い下回転にできる

 

つまり、バック粒高カットマンにとっての
ループドライブは
ローリスクハイリターンな
ボールなのです。

 

中学生A君の天敵
バック粒高

上記の踏まえて、A君のループドライブで
どういう結果になってしまったか?

A君のループドライブに対して
バック粒高カットがどんどん切れて返っていく

 

という結果になり、

3球目のドライブあたりで
回転がとんでもないことになりミスを連発する

ということになってしまっていました。

自分で作った回転による自滅です。

 

 

技術の引き出しを多くしよう

何度も言いますが、戦型は相性です。

通常の相手では、圧勝ができても
異質の相手だと苦戦をするものです。

その場合はどうしたらいいんでしょうか?

技術的な引き出しを多く持って置き
適切にその技術を繰り出すことです。

今回の場合、粒高の性質を説明した上
私はA君に以下のアドバイスをしました。

 

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管理人UMECHA

ループドライブ主戦は
いいんだけれど

 

粒高の性質上、どんどん切れて返るから
どっかで回転の強さをリセットしなくてはいけない。

どっかで、ナックルドライブを入れよう
スピードドライブでもいい

 

 

彼はループドライブに拘りがあるようで
スピードドライブはやりたくないようです。
(私的にそういう拘りは嫌いじゃない)

なので、
彼にはナックルドライブで妥協してもらい
回転をリセットしてもらうように指導しました。

しかし、彼はナックルドライブが
できないようなので、やり方を説明しました。

ナックルドライブについては
別記事で解説しますが、
ようは、乗っけ打ちを大げさにやることで
強いループドライブに見せかけてナックルを送ります。

 

 

ナックルドライブでの指導

概要

見事なもので、どんどんコツを掴んでいきました。
注意点として、以下を指摘しました。

  • こちらがわからないようなナックルドライブ
  • ナックルドライブの後はナックルカットが来る

 

こちらがわからないような
ナックルドライブ

こちらがわからないようなナックルドライブ
というのは、フォームもそうですが
ボールの弾道もです。

いつものボールがループドライブなら
ナックルドライブの弾道もループドライブに
似せるべきです。

 

ナックルカットの時ばかり、弾道が直線的だったり
変にスピードが速かったりすると相手も怪しむため
意味がありません。

 

ナックルドライブの後は
ナックルカット

ナックルドライブの後はナックルカット
というのは当然なのですが、

相手がバック粒高の場合は、
ナックルドライブの後はナックルカットが来ます。

なので、強く上に持ち上げると
オーバーミスしやすくなります。

 

 

最終的にどうなったか

結果

最終的にこちらにわからないような
ナックルドライブが来るようになりました。

何度か彼のナックルドライブに気づかず
こちらがネットミスをしてしまいました。

大きな成果はラリーが続くようになったことです。
彼のミスが減ったことが一番大きいと思えました。

 

ついでに・・

彼はループドライブで強い上回転を掛ける
ことに拘りがあり、本音はナックルドライブ
も嫌なようでした。

その拘りは私的には嫌いではないし、
気持ちはよくわかります。
私も粒高に異常な拘りを持ってますから。

 

しかし、自身の拘りだけではダメです。

これは社会に出た時にも重要で、
拘りを持つことは大事ですが、それに固執してしまうと
社会でも生きづらくなります。

A君には今日の卓球を通じて
そういったところも知ってもらえたなら御の字です。

 

いままでの管理人による卓球教育日記です。

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